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学年別ガイド

小学4年生の算数:習うことと家でできること(9〜10歳)

わたしたちの巣の部屋は正六角形。1つの角は120°で、部屋が3つ集まる点では 120° × 3 = 360°、ちょうど1回転分になるんだよ。4年生では、分度器で角度をはかるよ!

小学4年生は9〜10歳の子どもたちの学年で、2026年度は2016年4月2日から2017年4月1日までに生まれた子が4年生です。3・4年生の中学年の2年目にあたり、算数では大きな数が億や兆まで広がり、わり算の筆算、面積、角度、折れ線グラフなど、5・6年生につながる大切な内容がたくさん出てきます。算数の授業は年間175時間、週に5時間ほどです。

4年生の算数で取り組むこと

いちばんの山場は、わり算の筆算です。3年生では九九を1回使えば答えが出るわり算(23 ÷ 4 = 5 あまり 3 など)を習いました。4年生では、739 ÷ 3 のような3けたの数のわり算や、わる数が2けたのわり算を筆算で解きます。これで、整数のたし算・ひき算・かけ算・わり算の筆算がひととおりそろいます。

数の世界も広がります。億と兆までの大きな数を学び、およその数で考えるがい数と四捨五入、計算の見積もりを身につけます。小数は100分の1の位、1000分の1の位へと進み、分数は1より大きい分数(仮分数・帯分数)まで広がります。図形では平行と垂直、四角形のなかま、直方体と立方体を学び、面積をたて × 横の公式で求めたり、分度器で角の大きさをはかったりするようになります。

学習指導要領で決まっていること

小学校の算数で何を習うかは、文部科学省の小学校学習指導要領(2017年告示、2020年度から全面実施)で学年ごとに決められていて、全国共通です。4年生からは内容の領域が変わります。3年生までの「数と計算」「図形」「測定」「データの活用」のうち「測定」がなくなり、代わりに「変化と関係」が加わります。面積や角度は「図形」の中で学びます。

習う順番や時期は教科書によって少し違います。多くの教科書では、1学期にわる数が1けたのわり算の筆算、2学期にわる数が2けたのわり算の筆算を学びます。ここでは単元ごとにまとめました。見出しのリンクから、それぞれの単元のくわしいガイドに進めます。

大きな数(億と兆)

がい数(概数)と見積もり

わり算の筆算

わる数が2けたになると、商の見当をつけるのがむずかしくなります。878 ÷ 34 では、まず 87 ÷ 34 を考えます。34を30とみて「8 ÷ 3 で2」と商をたてると、34 × 2 = 68、87 − 68 = 19。8をおろして198。次に198 ÷ 34 を「19 ÷ 3 で6」と考えて6をたてると、34 × 6 = 204 で198より大きくなってしまいます。そこで商を1小さくして5にします。34 × 5 = 170、198 − 170 = 28 で、答えは 25 あまり 28 です。

25 34 878 68 198 170 28 ← 商(十の位から) ← 34 × 2 ← 87 − 68 = 19、8をおろす ← 34 × 5(仮の商6を5に) ← あまり
878 ÷ 34 = 25 あまり 28。あまりの28は、わる数の34より小さくなっています。たしかめ算:34 × 25 + 28 = 850 + 28 = 878。

仮の商を直すのは、まちがいではなく、わり算の筆算の大切な手順です。教室でも「たててみて、大きすぎたら直す」をくり返しながら、見当のつけ方が少しずつ上手になっていきます。

小数

分数

式と計算

図形:平行・垂直、四角形、直方体と立方体

台形 平行四辺形 ひし形
同じ形の印(>や≫)がついた辺どうしが平行です。台形は1組、平行四辺形は2組の辺が平行。ひし形は4つの辺の長さが等しく(同じ印の短い線)、2本の対角線が垂直に交わります。

面積

角の大きさ

変化と関係:変わり方と割合のはじまり

データの活用:折れ線グラフと二次元の表

暗算

学習指導要領では、4年生でも「簡単な計算は暗算でできるよう配慮する」とされ、暗算を筆算や見積もりに生かすことが求められています。何十でわる計算(80 ÷ 20 = 4)、覚えておくと便利な組み合わせ(25 × 4 = 100、125 × 8 = 1000)、がい数にしての見積もり(298 + 405 は約700)などです。ほかの工夫は暗算のコツで紹介しています。

4年生の終わりまでに、多くの子どもができるようになること

4年生で出てくる主なことば

ことば意味
億・兆1万の1万倍が1億、1億の1万倍が1兆。大きな数は4けたごとに区切って読みます。
がい数(概数)およその数。「約4万人」のように表します。
四捨五入1つ下の位が0〜4なら切り捨て、5〜9なら切り上げてがい数にする方法。
以上・以下・未満「5以上」「5以下」は5をふくみ、「5未満」は5をふくみません。
和・差・積・商たし算・ひき算・かけ算・わり算の答え。
仮の商わり算の筆算で、見当をつけてひとまずたてる商。大きすぎたり小さすぎたりしたら直します。
真分数・仮分数・帯分数分子が分母より小さい分数(¾)、分子が分母と同じか大きい分数(⁷⁄₄)、整数と真分数を合わせた分数(1¾)。
平行・垂直どこまでのばしても交わらない2本の直線と、直角に交わる2本の直線。
対角線四角形の向かい合った頂点を結んだ直線。
面積広さのこと。1 cm²の正方形のいくつ分かで表します。
度(°)・分度器角の大きさの単位と、角の大きさをはかる道具。直角は90°です。
折れ線グラフ変わっていく量を点で表し、点を線で結んだグラフ。

ほかのことばは算数用語集で調べられます。

4年生のテストと評価

4年生には、全国共通のテストはありません。ふだんの評価は、単元が終わるごとの単元テスト(100点満点のものが多い)や小テストに、授業のようすやノートなども合わせて、担任の先生がつけます。学期の終わりには通知表で、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の三つの観点と、3年生から始まった評定(3・2・1の3段階)が知らされます。書き方は学校によって違います。

自治体によっては独自の学力調査をしているところもありますが、学年や時期は地域によってさまざまです。全国共通の調査は、6年生の4月に全員が受ける全国学力・学習状況調査で、成績には関係しません。テストの結果の見方や声のかけ方は、小学校の算数のテストと評価をご覧ください。

おうちでできること

毎日の暮らしで使えるアイデアは暮らしの中の算数、家での学習の見守り方はおうちで算数をサポートするにはでも紹介しています。

インディのアドバイス

わり算の筆算は、多くの子どもにとって4年生のいちばんの山場です。うまくいかないときは、「たてる・かける・ひく・おろす」のどこで止まっているのかをいっしょに見てみてください。商の見当がつかないのか、九九やひき算でまちがえているのか、おろすのを忘れているのか。原因がわかれば、練習することがはっきりします。答えが出たら、わる数 × 商 + あまりで、わられる数にもどるかを確かめる習慣をつけると、自分でまちがいに気づけるようになります。位がずれやすい子には、ます目のあるノートを使うのも効果的です。仮の商を何度も直していても、それは考えている証拠です。「よく見当をつけたね」と声をかけてあげてください。

インディのチャレンジはちみつが850 gとれたよ。1つのびんに35 gずつ入れて、お友だちにプレゼントするんだ。35 g入りのびんはいくつできて、はちみつは何gあまるかな? 答えを見る

35 g入りのびんが24こできて、はちみつは10 gあまります。式は 850 ÷ 35 で、わる数が2けたのわり算です。まず、85 ÷ 35。35を30とみて「8 ÷ 3 で2」と十の位に2をたてます。35 × 2 = 70、85 − 70 = 15。0をおろして150。次に150 ÷ 35 を「15 ÷ 3 で5」と考えて仮の商5をたてますが、35 × 5 = 175 は150より大きいので、1小さくして4にします。35 × 4 = 140、150 − 140 = 10。答えは 850 ÷ 35 = 24 あまり 10 です。たしかめ算:35 × 24 + 10 = 840 + 10 = 850。あまりの10 gは35 gより少ないので、もう1びん分にはなりません。

小学4年生の無料プリント

家庭学習や授業で使えるプリントです。2ページ目に答えがついています。

プリント「がい数(四捨五入)」のプレビューがい数(四捨五入)小学4年生 · 四捨五入して、十・百・千の位までのがい数にするPDFをダウンロード
プリント「わり算:九九で答えを見つけよう」のプレビューわり算:九九で答えを見つけよう小学3年生, 小学4年生 · 九九を使うわり算と、チャレンジ問題PDFをダウンロード
プリント「大きさの等しい分数」のプレビュー大きさの等しい分数小学4年生, 小学5年生 · □にあてはまる数を見つけるPDFをダウンロード
プリント「分数を小数で表そう」のプレビュー分数を小数で表そう小学4年生, 小学5年生 · 10分のいくつ、100分のいくつを小数にPDFをダウンロード
プリント「まわりの長さと面積」のプレビューまわりの長さと面積小学4年生 · 1cmのます目にかいた長方形PDFをダウンロード
プリント「□にあてはまる数」のプレビュー□にあてはまる数小学3年生, 小学4年生 · □を使った式で、わからない数を求めるPDFをダウンロード

よくある質問

わり算の筆算でつまずいています。どうしたらよいですか?

まず、九九とひき算がすらすらできるかを確かめてください。わり算の筆算は、九九(たてる・かける)とひき算(ひく)の組み合わせなので、そこがあやふやだと手順の途中で止まってしまいます。そのうえで、1問ずつ「たてる・かける・ひく・おろす」を声に出しながら解き、たしかめ算で答えを確かめます。わる数が2けたの計算は、仮の商を直す練習を重ねるうちに見当のつけ方が身についていきます。あせらずに、1日数問ずつ続けるのがおすすめです。

4年生に全国共通のテストはありますか?

ありません。ふだんの単元テストや小テスト、授業のようすをもとに、通知表で評価されます。全国学力・学習状況調査は6年生の4月に行われ、成績や進学には関係しません。自治体によっては独自の学力調査があるので、気になるときは学校からのお便りを確かめてください。

「上から2けたのがい数」と「百の位までのがい数」は、どう違いますか?

「上から2けた」は、いちばん上の位から数えて2けたを残すがい数で、3けた目を四捨五入します。「百の位まで」は、百の位まで残すがい数で、十の位を四捨五入します。38,472 なら、上から2けたのがい数は38,000、百の位までのがい数は38,500です。どちらも、四捨五入するのは「残す位の1つ下の位」です。

面積の単位のaやhaも覚える必要がありますか?

学習指導要領では、4年生ではa(アール)とha(ヘクタール)に「ふれる」ことになっていて、cm²・m²・km²が中心です。1 a = 100 m²、1 ha = 1万 m² という関係と、田んぼや公園の広さなどに使われることがわかっていれば十分です。

インディと練習しよう

Beequation Kidsでは、計算の練習がハニカムパズルになります。お子さまがつまずいたときは、ミツバチのインディがヒントを出します。広告なし、データ収集なし。

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