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年長から小学6年生まで
学年別の算数
日本の学年は、生まれた日で決まります。4月2日から翌年の4月1日までに生まれた子どもたちが同じ学年になり、学年(年度)は4月1日に始まって3月31日に終わります。4月1日の時点で6歳の子どもが、その4月に小学1年生になり、毎年4月に1つずつ学年が上がって、小学6年生で小学校を卒業します。そのあとの中学校3年間と合わせた9年間が義務教育です。
小学校に入る前は、幼稚園・保育所(保育園)・認定こども園に通います。義務教育ではありませんが、2019年10月から3〜5歳の利用料が無償化され、ほとんどの子どもがどれかに通っています。その最後の1年が年長(5歳児クラス)です。小学校の6年間は、1・2年生を低学年、3・4年生を中学年、5・6年生を高学年と呼びます。学年ごとのガイドでは、その学年の算数で何を習うのか、おうちでどう支えればよいかを、インディのチャレンジや無料プリントといっしょに紹介しています。
学年を選ぶ
カードには、その学年で習う主な内容をまとめました。内容は全国共通ですが、習う順番や時期は教科書によって少し違います。
学年と年齢、学校の区分
| 学年 | 年齢 | 通うところ | 区分 |
|---|---|---|---|
| 年長 | 5〜6歳 | 幼稚園・保育所・認定こども園(義務教育ではなく、3〜5歳は無償) | 就学前 |
| 小学1年生 | 6〜7歳 | 小学校(義務教育) | 低学年 |
| 小学2年生 | 7〜8歳 | 小学校(義務教育) | 低学年 |
| 小学3年生 | 8〜9歳 | 小学校(義務教育) | 中学年 |
| 小学4年生 | 9〜10歳 | 小学校(義務教育) | 中学年 |
| 小学5年生 | 10〜11歳 | 小学校(義務教育) | 高学年 |
| 小学6年生 | 11〜12歳 | 小学校(義務教育) | 高学年 |
表の年齢は、学年が始まるときと終わるときの年齢です。たとえば小学3年生は、学年が始まる4月1日の時点ではみんな8歳で、その1年の間に9歳になります。4月生まれの子は学年が始まってすぐに9歳になり、1月1日から4月1日までに生まれた「早生まれ」の子は、学年の最後の3か月ほどで9歳になります。同じクラスの中でも、生まれた日によって1歳近い差があるのです。
学習指導要領で決まっていること
小学校の算数で何を習うかは、文部科学省の小学校学習指導要領(2017年告示、2020年度から全面実施)で、学年ごとに決められています。全国共通なので、どの都道府県の学校でも学ぶ内容は同じです。内容は4つの領域に分かれていて、1〜3年生は「数と計算」「図形」「測定」「データの活用」、4〜6年生は「測定」に代わって「変化と関係」(割合、比例、速さなど)が入ります。算数の授業は1年生が年間136時間(週4時間ほど)、2〜6年生が年間175時間(週5時間ほど)で、1時間は45分です。
| 区分 | 学習指導要領などに書かれている主な内容 |
|---|---|
| 年長(就学前) | 算数という教科はなく、教科書もテストもありません。幼稚園教育要領や保育所保育指針では「日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ」ことをめざし、遊びや生活の中で数や形にふれます。 |
| 低学年(1・2年生) | 2けたの数(簡単な3けたの数も)から4けたの数と1万まで、十のまとまり、数直線。1けたどうしのたし算とその逆のひき算(くり上がり・くり下がり)、2年生でたし算・ひき算の筆算と九九。2分の1(½)や3分の1(⅓)などの簡単な分数。時刻の読み方と日・時・分。mm・cm・mとmL・dL・L。三角形・四角形と箱の形。絵グラフ、簡単な表とグラフ。 |
| 中学年(3・4年生) | 万の位、1億、億と兆、がい数と四捨五入。3けた・4けたの筆算と暗算、かけ算の筆算、あまりのあるわり算、わり算の筆算。小数(0.1の位から)と分数(単位分数、真分数・仮分数・帯分数)、そろばん。□を使った式と計算のきまり。円と球、二等辺三角形・正三角形、平行・垂直、四角形のなかま、直方体と立方体。km・g・kg、秒、面積と角度。棒グラフ、折れ線グラフ、2つの観点で整理した表。 |
| 高学年(5・6年生) | 偶数・奇数、約数・倍数。小数のかけ算・わり算、約分・通分、分数のたし算・ひき算とかけ算・わり算。割合と百分率(%)、単位量あたりの大きさ、速さ、文字xを使った式、比、比例と反比例。合同、円周率3.14、三角形などの面積、円の面積、体積。円グラフ・帯グラフ、平均、代表値、並べ方と組み合わせ。 |
教科書は民間の出版社がつくり、国の検定に合格したものの中から、公立の学校では市区町村などの教育委員会が選びます。教科書はすべての子どもに無償で配られます。どの教科書も学習指導要領に沿っていますが、単元の順番や時期は少しずつ違うため、ガイドに書いた時期とお子さまのクラスの進み方がずれることもあります。そのときは学校の進み方に合わせてください。中学校に入ると「算数」は「数学」になり、正の数・負の数や方程式に進みます。単元ごとに見たいときは単元のページを、授業の進め方についてはいまの算数の教え方をご覧ください。
テストと評価
| 学年 | テスト・評価 | 時期 | どんなものか |
|---|---|---|---|
| 年長 | テストはありません | ― | 秋ごろにある就学時健康診断は、入学前の健康診断です。公立小学校の入学試験ではありません。 |
| 1〜6年生 | 単元テスト・小テスト・計算テスト | 単元が終わるごと、1年を通して | 100点満点の短いテストが多く、お子さまが家に持ち帰ってきます。結果は通知表の評価にも生かされます。 |
| 1〜6年生 | 通知表 | 各学期の終わり(2学期制の学校では前期・後期の終わり) | 「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点で評価されます。3年生からは、これに加えて教科ごとの評定(3・2・1の3段階)がつきます。書き方は学校によって違います。 |
| 小学2年生 | 九九の暗唱 | 多くの学校では2学期 | 一人ずつ先生の前で九九をとなえる、クラスでの練習と確認です。全国共通のテストではなく、進め方は学校によって違います。 |
| 小学6年生 | 全国学力・学習状況調査 | 毎年4月(2026年は4月23日) | 小学6年生と中学3年生の全員が受ける、文部科学省の調査です。国語と算数は毎年あり、理科が加わる年もあります。成績や中学校への進学には関係しません。結果は夏ごろに学校とお子さまに返されます。2027年度からは、教科の調査もコンピュータで解く方式(CBT)に移る予定です。 |
| 小学6年生(希望者) | 中学受験 | 首都圏では1月〜2月 | 私立・国立の中学校や公立中高一貫校の入学試験で、受けるかどうかは家庭が選びます。算数の問題は学習指導要領の範囲を大きくこえます。ほとんどの子どもは、試験なしで地元の公立中学校に進みます。 |
九九の全国テストはなく、1〜5年生には全国共通のテストもありません。自治体によっては独自の学力調査をしているところもありますが、学年や時期は地域によってさまざまです。テストの結果の見方や声のかけ方は、算数のテストと評価のガイドでくわしく説明しています。
ある単元では先を行っていて、別の単元ではまだ追いついていない、ということはよくあります。子どもが身につけるペースはそれぞれで、同じクラスでも4月生まれと早生まれでは1歳近い差があります。ガイドは「次に何を習うのか」を知るために使ってください。気になることがあれば、プリントを増やすより、連絡帳や個人面談で担任の先生に相談するほうが、ずっと役に立つことが多いものです。
よくある質問
生まれた日で決まります。2026年度(2026年4月〜2027年3月)は、2019年4月2日〜2020年4月1日生まれの子が小学1年生、2020年4月2日〜2021年4月1日生まれの子が年長です。そこから1年さかのぼるごとに1学年ずつ上がり、2014年4月2日〜2015年4月1日生まれの子が小学6年生です。毎年4月に、みんなそろって1つ上の学年になります。
法律では、誕生日の前の日に年齢が1つ上がると考えるからです。4月1日生まれの子は3月31日に6歳になるので、その4月に小学1年生になります。そのため、4月1日生まれの子は同じ学年の中でいちばん年下の「早生まれ」になります。
いいえ。義務教育は小学1年生から中学3年生までの9年間です。ただ、3〜5歳の利用料は2019年10月から無償化されていて、ほとんどの子どもが幼稚園・保育所・認定こども園のどれかに通っています。年長の1年間に、遊びや生活の中で数を数えたり、くらべたり、形を見つけたりする経験を重ねて、小学校の算数につなげていきます。
小学2年生です。1 × 1から9 × 9までの九九を、多くの学校では2学期に段ごとに習い、声に出してとなえて覚えます。おぼえ方のコツは九九のおぼえ方・練習のしかたで紹介しています。
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