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保護者の方・先生方へ

九九のおぼえ方・練習のしかた

ミツバチの足は6本。わたしたちが7ひき集まったら、6 × 7 = 42で、足は全部で42本!「ろくしち しじゅうに」って、声に出すと覚えやすいよ。

「にいちがに、ににんがし、にさんがろく…」。2年生のある時期になると、家の中から九九を唱える声が聞こえてくるようになります。九九(くく)は、1 × 1 から 9 × 9 までの81このかけ算を、短い唱え方で覚えたものです。7 × 8 と聞いて、考えるより先に「しちは ごじゅうろく」と出てくるようになると、そのあとに習うわり算や筆算、分数の計算で、問題を考えることに集中できるようになります。このページでは、九九を学校でどう習うのか、おうちでどう応援すればよいのかを紹介します。

九九はいつ、どう習うの?

九九は小学2年生で習います。文部科学省の学習指導要領には、2年生の内容として「乗法九九について知り,1位数と1位数との乗法の計算が確実にできること」と書かれています。日本の九九は9の段までで、10の段や11の段、12の段はありません。

習う時期や段の順番は教科書によって少しちがいますが、多くの学校ではおおよそ次のように進みます。

時期主に学ぶこと
2年生の2学期ごろかけ算の意味(1つ分の数 × いくつ分)を学んだあと、段ごとに九九を覚えます。5の段と2の段から始めて、3の段、4の段、それから6〜9の段と1の段へ、という順番がよく見られます。
2年生の3学期ごろ九九表を見てきまりを見つけたり、3 × 10 や 12 × 4 のように、九九を少しこえるかけ算を考えたりします。
3年生わり算(九九を逆向きに使います)、あまりのあるわり算、かけ算の筆算。
4年生わる数が1けた・2けたの、わり算の筆算。
5年生倍数と約数、約分と通分。

3年生からは、九九そのものを習う時間はなくなり、毎日の計算の中で当たり前に使う道具になります。

覚える前に、かけ算の意味を

九九は唱えて覚えるものですが、その前に2年生では、かけ算の意味をていねいに学びます。「1さらに3こずつ、4さら分で何こ?」なら 3 × 4 = 12。1つ分の数 × いくつ分という考え方です。教室では、算数セットのブロックを同じ数ずつならべて、かけ算の式に表します。

意味がわかっていると、忘れた九九を自分で組み立て直せます。ブロックを長方形にならべた図で考えてみましょう。

6 × 5 = 306 × 2 = 12
6 × 7 を思い出せなくても、6こずつの列を5列(6 × 5 = 30)と2列(6 × 2 = 12)に分ければ、30 + 12 = 42。図を横にたおすと7こずつ6列になり、7 × 6 も42だとわかります。

2年生では、「かける数が1ふえると、答えはかけられる数だけふえる」というきまりも学びます。6 × 7 を忘れても、6 × 6 = 36 を覚えていれば、36 + 6 = 42。九九は一つひとつがばらばらの答えではなく、となり同士がつながっているのです。

なお、多くのクラスでは、文章題の式を「1つ分の数 × いくつ分」の順に書く学習をします。おうちで「逆でもいいよ」と声をかける前に、クラスでの考え方を担任の先生に聞いてみてください。くわしくはかけ算とわり算のページで説明しています。

唱えて覚える、日本の九九

日本の九九のいちばんの特徴は、「ににんがし(2 × 2 = 4)」「さざんがく(3 × 3 = 9)」「しちしち しじゅうく(7 × 7 = 49)」のような、短くてリズムのある唱え方です。「さんぱ(3 × 8)」「はっぱ(8 × 8)」のように音がつまったり、答えが1けたのときには「が」が入ったりするのも、言いやすくするための工夫です。声に出して何度も唱えるうちに、歌のように口が覚えてくれます。

ただし、順番どおりに唱えられることと、九九を「使える」ことは少しちがいます。7 × 8 の答えを出すのに「しちいちがしち、しちに じゅうし…」と7の段を最初から唱えているうちは、まだ覚えている途中です。多くのクラスでは、次の3つの段階をふんで練習します(「上がり九九」「下がり九九」「ばらばら九九」と呼ぶ学校もあります)。

わり算や筆算で必要になるのは、最後の「ばらばら」の力です。上がりが言えたら下がり、下がりが言えたらばらばら、と少しずつ進めましょう。

覚える量がへる、九九表のきまり

81こと聞くと多く感じますが、九九表のきまりを使うと、新しく覚えることはぐっとへります。

入れかえても答えは同じ。3 × 8 を覚えれば、8 × 3 もわかります。かける数とかけられる数を入れかえても答えは変わらないというきまりで、これも2年生で学びます。1の段と、どの段でも「× 1」のところは答えがそのままわかるので、それ以外の64こを考えてみましょう。入れかえて同じ答えになるものをまとめると、36こになります。

段どうしのつながり。

7の段で新しく覚える答えは、1つです。ほかの段がしっかり言えるようになっていれば、7の段で答えを新しく覚えるのは 7 × 7 = 49(しちしち しじゅうく)の1つです。7 × 3 は 3 × 7 と、7 × 8 は 8 × 7 と同じ答えなので、唱え方は新しくても、答えはもう知っているものばかりです。

まちがえやすい九九

九九の中には、多くの子どもがつまずく「言いまちがえやすい九九」があります。原因の多くは、音が似ていることです。九九では4を「し」、7を「しち」と読むので、「しちし(7 × 4)」「しし(4 × 4)」「ししち(4 × 7)」がまぎらわしくなります。

九九唱え方覚えるヒント
7 × 4 = 28しちし にじゅうはち「しし じゅうろく(4 × 4 = 16)」とくらべて、ゆっくり言い分けます。入れかえた 4 × 7(ししち にじゅうはち)でもたしかめられます。
6 × 7 = 42ろくしち しじゅうに「ろくは しじゅうはち(6 × 8 = 48)」と「しじゅう」まで同じ音です。2つを続けて言う練習をします。7 × 6(しちろく しじゅうに)も同じ42です。
7 × 9 = 63しちく ろくじゅうさん9の段のきまりで、6 + 3 = 9。70 − 7 = 63 でもたしかめられます。
8 × 9 = 72はっく しちじゅうに9の段のきまりで、7 + 2 = 9。「はっぱ ろくじゅうし(8 × 8 = 64)」と言い分けます。

こうした九九でつかえても、「だめ」ではありません。「これが、まだ残っている九九だね」と印をつけておき、1日に2つか3つずつ、何度も声に出してみてください。言えるようになった九九がふえていくのを、お子さまといっしょに喜びましょう。

インディのアドバイス

九九の練習は、週末にまとめて長くやるより、毎日5分のほうが身につきます。朝ごはんの前やお風呂の中で、その日の段をお子さまに唱えてもらい、おうちの方は聞き役になってください。つかえたところは責めずに、もう一度いっしょに言えば大丈夫です。慣れてきたら「42が答えになる九九は?」(ろくしち、しちろく)のように答えから九九を言う遊びも取り入れると、3年生のわり算の準備にもなります。まだ楽しいうちに切り上げると、次の日も始めやすくなります。

家でできる練習のアイデア

文章題や計算の中では、九九は順番どおりには出てきません。次の遊びは、自然に「ばらばら」の練習になります。

九九は学校でどう確かめるの?

多くのクラスでは、2学期に九九の暗唱に取り組みます。覚えた段を一人ずつ先生の前で唱え、上がり・下がり・ばらばらと進んでいきます。合格した段にシールやスタンプがもらえるカードを使うクラスもあります。計算テストや単元テストでも、九九の力を確かめます。

九九の全国共通のテストはありません。暗唱はクラスでの練習で、進め方も学校や先生によってちがいます。小学校で全国一斉に行われるのは6年生の全国学力・学習状況調査で、これも成績には関係しません。くわしくは算数のテストと評価のページをご覧ください。

全国テストがなくても、九九はこの先の算数のあらゆる場面で使います。

九九のハニカムパズル

Beequationのかけ算パズルでは、ハニカムの中のどれか1つの数が、ほかの2つの数をかけた答えになっています。答えを覚えているだけでなく、「この数はどの九九から生まれたのかな?」と逆向きに考える練習になります。どの数か、見つけられますか?

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答えを見る28。4 × 7 = 28(ししち にじゅうはち)だからです。

次は少しむずかしい問題です。九九の後半の段から出ています。

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答えを見る56。7 × 8 = 56(しちは ごじゅうろく)だからです。35は7の段に出てくる数ですが、5がないので、ここでは答えになりません。

パズルのコツ:答えになる数は、たいてい大きいほうの数です。大きい数を小さい数でわってみて、わりきれる組み合わせを探しましょう。わり算をまだ習っていない2年生なら、「この数は何の段に出てくるかな?」と考えれば見つけられます。

Beequation Kidsの「かけざんのおにわ」では、九九のハニカムパズルが少しずつ先の段へ進み、つまずいたときはミツバチのインディがヒントを出します。ブラウザ版でも無料でためせます。先生方には、2の段から6の段を使った九九のハニカム12問のプリントが入った先生向けの無料パズルパックがあります(パックは英語版ですが、パズルは数字だけなので、そのまま授業で使えます)。

インディのチャレンジインディが花だんへ行くと、チューリップが1列に7本ずつ8列、ひまわりが1列に9本ずつ3列さいていたよ。花は全部で何本あるかな? 答えを見る

全部で83本です。チューリップは7本ずつ8列なので 7 × 8 = 56(しちは ごじゅうろく)で56本。ひまわりは9本ずつ3列なので 9 × 3 = 27(くさん にじゅうしち)で27本。合わせて 56 + 27 = 83 です。

よくある質問

九九は何の段まで覚えればいいですか?

9の段までです。日本の九九は1 × 1から9 × 9までの81こで、10の段や11の段、12の段は覚えません。12 × 3 のような計算は、12を10と2に分けて 10 × 3 = 30、2 × 3 = 6、合わせて36、のように九九を広げる考え方や、3年生で習う筆算で求めます。

順番どおりなら言えるのに、ばらばらに聞くと答えられません。

とてもよくあることです。頭の中で、まだ段を最初から唱えている段階なのです。九九カードをよくまぜて、1日に数まいずつ聞いてみてください。下がりの練習や、答えから九九さがしも効果があります。まずは言えるようになった段から、ばらばらに挑戦しましょう。

2年生が終わるころになっても、まだ言えない段があります。

めずらしいことではありません。3年生でわり算を習い、毎日九九を使ううちに身についていくこともあります。つかえる九九を2つか3つにしぼって、毎日少しずつ続けましょう。心配なときは、学校でどんな練習をしているのか、担任の先生に相談してみてください。

時間を計って練習してもいいですか?

お子さまが楽しんでいるなら、よい練習になります。そのときは、きょうだいや友だちとではなく、きのうの自分とくらべるようにしましょう。時間を気にすると緊張してしまう子もいるので、まずは正しく言えることを大切にしてください。速さは、練習を続けるうちについてきます。ほかのアイデアはおうちでのサポートのページにもあります。

インディと練習しよう

Beequation Kidsでは、計算の練習がハニカムパズルになります。お子さまがつまずいたときは、ミツバチのインディがヒントを出します。広告なし、データ収集なし。

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