学ぶ › 単元
年長から小学6年生まで
算数の単元
小学校の算数で学ぶ内容を12の単元に分けて、家庭や教室で子どもたちを支える大人の方に向けて解説しています。どのガイドにも、何年生で何を習うのかがわかる学年別の表、大切な考え方を図と具体的な数で説明したもの、つまずきやすいところ、家でできる5分ほどの遊び、解答つきの無料プリントをまとめました。
すべての単元
学習指導要領の「領域」と12の単元
学校の算数は、文部科学省の小学校学習指導要領(2017年告示、2020年度から全面実施)にもとづいています。学習指導要領は算数の内容を学年ごとに示したうえで、大きく4つの「領域」に分けています。1〜3年生と4〜6年生とで、3つ目の領域が「測定」から「変化と関係」に入れかわるのが特徴です。このサイトの12の単元は、4つの領域の内容を家庭でも取り組みやすいまとまりに分け直したもので、対応は次のとおりです。
| 領域(学年) | 主な内容 | このサイトの単元 |
|---|---|---|
| A 数と計算 (1〜6年) | 整数・小数・分数の意味と表し方、たし算・ひき算・かけ算・わり算、暗算と見積もり、式の表し方 | 数と位取り、たし算とひき算、かけ算とわり算、分数、小数と割合(小数)、暗算、式・比・比例(式) |
| B 図形 (1〜6年) | 図形の特徴やかき方。4年生からは角の大きさ、面積、体積もこの領域に入ります | 図形、長さ・かさ・重さ(面積・体積) |
| C 測定 (1〜3年) | 長さ・広さ・かさ・重さをくらべること、単位を使って測ること、時刻と時間 | 長さ・かさ・重さ、時計の読み方 |
| C 変化と関係 (4〜6年) | ともなって変わる2つの数量、割合と百分率、単位量あたりの大きさと速さ、比例と反比例、比 | 式・比・比例、小数と割合(割合) |
| D データの活用 (1〜6年) | 絵グラフ、表、棒グラフから、折れ線グラフ、円グラフ・帯グラフ、平均、代表値、起こり得る場合(並べ方・組み合わせ)まで | 表とグラフ |
お金の計算は、どの領域にも単独では入っていません。算数ではお金は「場面」として登場します。大きな数のしくみを10円玉や100円玉で考えたり、文章題で合計やおつりを求めたり、5年生で「どちらがお得?」(単位量あたりの大きさ)や「3割引」の値段(割合)を考えたりします。買い物のしかたやお金の使い方そのものは、5・6年生の家庭科「物や金銭の使い方と買物」で学びます。
また、各学年には「数学的活動」も示されています。身の回りの問題を算数を使って解決したり、図や式を使って考えを説明し合ったりする活動で、どの領域にも共通する柱です。先生方に向けて、考える力を育てる問題解決の授業でくわしく紹介しています。
算数の授業は、1年生が年間136時間(週4時間ほど)、2〜6年生が年間175時間(週5時間ほど)で、1回の授業は45分です。学習指導要領は全国共通ですが、教科書は複数の出版社がつくっていて、単元の順番は教科書によって少し違います。お子さまが習う時期が、わたしたちのガイドと少しずれることもあります。なお、年長には算数という教科はありません。幼稚園教育要領などでは、「日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ」ことが大切にされています。
学年別のはじめどころ
どの単元も、小学校の6年間を通して少しずつ積み上がっていきます。そのうえで、学年によって特に大切になる単元があります。どこから始めればよいか迷ったときは、下の表を目安にしてください。暗算は、どの学年でもほかの単元と並行して取り組みます。学習指導要領でも、3・4年生で簡単な計算は暗算でできるよう配慮することが示されています。学年ごとのくわしい内容は学年のページをご覧ください。
| 学年 | まず取り組みたい単元 |
|---|---|
| 年長 5〜6歳 | 数と位取り(ものを数える、数字を読む)、たし算とひき算(指やおはじきで「いくつといくつ」)、図形(まる・さんかく・しかく、積み木)。机に向かうよりも、遊びやお手伝いの中で数にふれることが何よりの準備になります。 |
| 低学年 1年生・2年生 6〜8歳 | 数と位取り(1年生で100までと簡単な3けたの数、2年生で4けたの数と1万)、たし算とひき算(1年生でくり上がり・くり下がりのある計算、2年生で筆算)、かけ算とわり算(2年生の九九。多くの学校では2学期ごろ)、時計の読み方(1年生で時刻を読み、2年生で午前・午後と1日 = 24時間)、長さ・かさ・重さ(2年生でmm・cm・mとmL・dL・L)、表とグラフ(絵グラフと簡単な表)。2年生では½や¼などの簡単な分数にもふれます。 |
| 中学年 3年生・4年生 8〜10歳 | かけ算とわり算(3年生でかけ算の筆算とあまりのあるわり算、4年生でわり算の筆算)、分数と小数(3年生で0.1の位と単位分数、4年生で帯分数・仮分数や、小数 × 整数・小数 ÷ 整数)、数と位取り(3年生で1億まで、4年生で億・兆と四捨五入)、長さ・かさ・重さ(3年生でkm・g・kg、4年生で面積)、図形(円と球、角度)、表とグラフ(棒グラフと折れ線グラフ)。 |
| 高学年 5年生・6年生 10〜12歳 | 小数と割合(つまずく子が多いことで知られる5年生の割合と百分率)、分数(5年生で約分・通分、6年生で分数のかけ算・わり算)、式・比・比例(単位量あたりの大きさと速さ、比、比例と反比例)、長さ・かさ・重さと図形(三角形や円の面積、体積)、表とグラフ(円グラフ・帯グラフ、平均、代表値)。6年生の4月には全国学力・学習状況調査(国語・算数)がありますが、成績や進学には関係しません。どの単元も、中学校の数学につながる土台です。 |
ガイドを読んでいて、帯分数(たいぶんすう)、通分、くり下がりのように意味がはっきりしない言葉が出てきたら、算数用語集で例といっしょに確かめられます。
お子さまがある単元でつまずいたときは、先へ進むより一歩戻ってみるほうが、結果として近道になることがよくあります。分数でのつまずきは九九から、ひき算の筆算でのつまずきは位取りから来ていることがあるからです。たとえば 52 − 17 の筆算では、52を「10が5こと1が2こ」と見るだけでなく、「10が4こと1が12こ」とも見られることが、くり下がりの土台になります(12 − 7 = 5、4 − 1 = 3 で、答えは35)。各ガイドの学年別の表で、その前に何を習うかを確かめられます。
インディと練習しよう
Beequation Kidsでは、計算の練習がハニカムパズルになります。お子さまがつまずいたときは、ミツバチのインディがヒントを出します。広告なし、データ収集なし。